腰が痛い時には、自然と腰を伸ばしたり叩いたりして痛みを軽減しようとします。
同じように坐骨神経痛でも家庭で適切な体操やストレッチでセルフケアすることで、痛みが軽減されることがあります。
腰部脊柱管狭窄症の場合は、主に腹筋、殿筋など腰椎屈筋の筋力増強訓練、背筋、腸腰筋など腰椎伸筋のストレッチングを行うことになります。
しかし、運動療法は症状がひどい場合に行うと、余計に悪化することがあるので注意しないといけません。
まずは専門医の診察をうけ、医師の許可を得て無理のない範囲で行うようにしましょう。
基本的には腰部脊柱管狭窄症を原因とする坐骨神経痛では、後方に体を倒すような姿勢や、 お腹を突き出して後ろに体重をかけて立つ姿勢をすること、また長時間歩く事・立ち続ける事も避けなければなりません。
・椅子に座って行なうストレッチ
椅子に半分くらい腰掛け、片膝を胸まで持って行き、そのあと元に戻します。
これを片足ずつ5回繰り返します。
これは股関節の筋肉を柔軟にして、腰椎への負担を減らすことが目的です。
・椅子に座って行う腹筋運動
背筋を伸ばし椅子に浅く腰を掛け、上体を静かにゆっくりと後方にそらし、20度程度そらしたところで止め10秒間静止します。
その時、背もたれに背中が触れないようにして下さい。
10秒たったら元の位置に戻します。
この運動を10回繰り返し、1日に3度行うように頑張ってみて下さい。
・筋を伸ばすストレッチ(ひれふし体操)
床に正座をして座り、背筋を伸ばします。
両腕を床につき、その手を床に滑らすように前方に伸ばしていきます。ひれ伏すような姿勢になり床に手がついたら元に戻す、これを10回繰り返します。
・スクワット運動
部屋の角に背中を当てて立ち、足を肩幅くらいに開いて90度の角度を保ったまま両足を壁にくっつけます。
背筋を伸ばしたままお尻を10cmほど下に落とし、10秒間静止します。
この運動を、毎日10回ほど行ないます。
その他ラジオ体操も非常によいです。
ストレッチは無理をしないで、気持ちがいいと感じる範囲内で続けてみましょう。
しびれや痛みが強くなったときは、すぐに中断して医師の診察を受けましょう
脊柱管狭窄症に大きくかかわっている大腰筋の疲労度をチェックしてみましょう。
・脚を普通に歩くよりひざを高くあげて、手のひじと左右のひざを 交互につけて歩くとふらふらする。
・姿勢を正して直立状態を3分~5分続けると、『しんどい・・・』と感じる。
・イスに座った状態で上半身を伸ばし姿勢を正し、3分~5分続けると『しんどい・・・』と感じる。
・長くイスに座っていると、立ち上がるときに腰が伸びにくい、または腰が痛む
特にソファのように腰が沈み込むイスの場合は、立ち上がりにくい。
・中腰の姿勢で腰が痛くなりやすい。
・長い時間立っていると、腰が痛くなってくる。
・絶えず肩、背中、腰がだるい。または、重い。
・猫背気味にしているのが楽。
・仰向けに寝ると背中が浮いて、手やタオルをそこに入れたくなる。
・寝る時は横向きで股関節を曲げて寝るのが楽。
・朝起きた時に腰が痛いことが多い。
・下腹が出ている。
・ヒップが下がっている。
以上のような項目に当てはまれば、大腰筋が疲労しています。
背中の筋肉が弱っていると正しい姿勢を保つことが難しく、自然と猫背や脚を組むといった姿勢をとるようになり、その結果骨盤が歪み大腰筋が弱ってくるということもあります。
大腰筋に異常があっても特別な自覚症状(大腰筋が痛いという感じ)はないのですが、その代りに腰、背中、膝などに痛みが出てくるようになります。
大腰筋の簡単な鍛え方
・正しい姿勢を心がける・・背骨を丸めないように、立っているとき、また座っているときは足を組まずに正しい姿勢をキープします。
・もも上げ ・・・上半身は真っ直ぐにしたまま、足の片方をももを上げながら一歩前に大きく踏み込み、その足を直角になるまで曲げ、後ろ足を伸ばすように意識し5秒キープし、元の位置に戻し、反対側も同じように行います。
通常インナーマッスルは鍛えることが難しいのですが、最近はスポーツ用品メーカーからインナーマッスル強化ウェアが発売されていますので、このようなものを利用するのも良いと思います。
大腰筋を鍛えることで骨盤の歪みが矯正され、内臓や神経、血管の圧迫がなくなり代謝効果が上がります。
腰痛の原因にもなっていた股関節や腰の屈曲の支障が改善されます。
後天性の腰部脊柱管狭窄症に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)および歩行能力の改善に用いられる医薬品です。
過去に薬によるアレルギーの症状があった方、妊娠中あるいは授乳中の方、他に薬を飲んでいる方は、医師に申し出、相談して下さい。
オパプロスモン錠5μg(ジェネリック)・・・日医工株式会社
血管壁の血管平滑筋に直接作用して末梢血管を拡張させ、手足のしびれや痛み冷感などの症状を緩和します。
腰部脊柱管の中を走っている馬尾神経に栄養を供給している血管の血流量を増加させ、足の痛みやしびれを和らげ、歩行能力を改善します。
リマプロストアルファデクス錠5μg「F」(ジェネリック)・・・富士製薬工業株式会社
末梢血流の増加、血小板凝集を抑制する作用があり、末梢循環障害による手足のしびれや痛み、冷感、歩行能力の低下等の症状を緩和します。
ゼフロプト錠5μg(ジェネリック)・・・日本ケミファ株式会社
血液の循環が悪くなるために起こる手足のしびれや痛み、冷感等の症状を和らげます。
腰部脊柱管が狭窄されて血管や神経が圧迫を受ける為に発症する、足の痛みやしびれを緩和し、歩行能力を改善します。
オプチラン錠5μg(ジェネリック)・・・大洋薬品工業株式会社
血管拡張作用、血小板凝集抑制作用により、末梢循環障害による手足のしびれや痛み、冷感、歩行能力の低下などの症状を緩和します。
リマルモン錠5μg(ジェネリック)・・・沢井製薬株式会社
血管平滑筋に直接作用して末梢血管を広げるほか、血小板の凝集を抑えて血流を改善し、手足のしびれや痛み、冷感などの症状を緩和します。
プロレナール錠5μg・・・大日本住友製薬株式会社
血液の循環が悪くなることによって起こる手足のしびれや痛み、冷感などの症状を緩和します。
腰部脊柱管が狭窄されて血管や神経が圧迫を受ける為に発症する、足の痛みやしびれを緩和し、歩行能力を改善します。
オパルモン錠5μg・・・小野薬品工業株式会社
血液の循環が悪くなることによって起こる手足のしびれや痛み、冷感などの症状を緩和します。
腰部脊柱管が狭窄されて血管や神経が圧迫を受ける為に発症する、足の痛みやしびれを緩和し、歩行能力を改善します。
筋力トレーニングもストレッチも、筋肉を動かしている部分を意識することによって、効果を上げることができます。何気なくやっている運動もそれはそれで効果がありますが、しっかりと向き合えば向き合うほど効果も上がってきます。そのため普段何気なくやっている運動をしっかりと、運動として受け止め、行っていくと、やっている内容は変らないのに、体を効果的に鍛えることも可能です。
ストレッチの場合は伸びている部分をしっかり意識すると良いでしょう。伸びている感じを自分の中でしっかり覚え、どのようにしたらより伸びていくかを考えていくことが大切です。それによって、同じ時間、同じ内容のストレッチでも、より効果的なストレッチにすることができるでしょう。ただ、これは無理をするのとは全く違う意味になるので注意です。ストレッチで筋肉が伸びているイメージをすることによって、筋肉の痛みに敏感に反応できるようにもなります。効果的なストレッチは無理なストレッチを防ぐことにもつながると言って良いでしょう。
特に腰痛に関する脊柱管狭窄症の症状を緩和させていくには、ストレッチが非常に有効になります。しかしこの時注意なのが、一回ストレッチをしたからといって、症状がすぐによくなるわけではありません。一時的に少し緩和されることはありますが、次第にまた症状が出てきてしまうでしょう。これは仕方のないことです。筋肉に対する刺激を与えても、筋肉は状態を常に一定に保とうとするので、一回の刺激で簡単にその状態を変えることはできません。長期的に行い、筋肉にその状態を覚えさせていくことによって、状態は変わって行きます。
これは、ストレッチにも言えることですが、症状の悪化にも言えることです。一回だけの悪い姿勢であれば、筋肉はそれに影響されず、良い姿勢を再度とることはできます。しかし長期的に悪い姿勢が続いてしまうと、悪い状態を覚えてしまい、常に悪い姿勢になってしまうことになります。体を守ってくれるはずの筋肉の機能を、逆にいためる要因にしてしまわないようにする必要があります。その改善策のひとつとしてストレッチがあります。
脊柱管狭窄症の人がやった方が良い運動は多くありますが、どれもできるだけゆっくり行い、また負荷が大きすぎないような注意が必要になります。痛いと思う前にやめる必要があり、痛いと感じてしまった時は、すぐに運動をやめゆっくりと休む必要があるでしょう。真面目な人であると、習慣にしようと考え、無理をしてしまいがちです。逆に症状を悪化させる原因になるので、できるだけそれは控えておきましょう。脊柱管狭窄症の人がやると良い運動にストレッチがありますが、非常に軽いストレッチが有効です。手が足先に届くくらいの運動を定期的にそして、少しからだが堅くなったなと感じた時に行っていくと良いでしょう。この時膝を無理に伸ばしておく必要はなく、適度にまげて行うと良いです。無理して痛くなってしまうことがないようにしてください。体を動かすこと自体が良いことになるので、あまり疲れなければいけないなどのことは、考えなくて大丈夫です。
食べすぎは体に良くないと言いますが、それは内臓だけでの問題ではなく、体全体においても言うことができます。どのようなことかと言うと、肥満が酷くなってしまうと、それだけで腰痛のリスクが高くなってしまうことになります。肥満は言ってみれば余分な脂肪がおなかについてしまうことになります。当然なくて良いものであるので、体はそれに対して対応することができません。その分負担につながってしまうでしょう。対応することができたとしても、それは決して良いことではなく、体のどこかに無理をさせていることになります。腰の問題を抱えている人で、同時に肥満である場合、肥満を改善することによって腰の症状が良くなることもあります。
たかが肥満ですが、されど肥満です。内臓に負担がかかる分、それが脊柱に影響して、脊柱管狭窄症のリスクを高めてしまうこともあるでしょう。しっかりダイエットなどをして、改善させておくべき問題と言えます。生活習慣を見直す必要もあるでしょう。
適度な運動は体の機能を高める効果があり、健康を増進することもできます。健康に良いといわれる器具と利用しなくても、体に良い運動をすることは十分出来ます。定期的に少し体を動かすだけでも随分と違ってくるでしょう。運動をするときに意識をすると良いものとして、呼吸があります。運動では呼吸が十分に一定のペースでできるくらいの負荷が良く、それを目安にして、毎日の体操をしていくと良いでしょう。あまりにも疲れてしまうと、それだけ満足してしまい長期的に続けることが難しくなります。関節を痛めてしまうこともあるでしょう。
体を鍛える場合であれば当然、筋肉が疲れるまでトレーニングをする必要がありますが、健康が目的なのであれば、そこまで行う必要はないでしょう。程よく筋肉をほぐし、健康的な毎日が送れるように努力すると良いです。本当に些細なことでも効果を見ることができます。ほんの少しの時間でもよいので続けているだけで、体を活き活きさせることができます。
腰部脊柱管狭窄症の基本的な手術は、痛みの原因となる神経を圧迫している背骨や靭帯を削り、脊柱管を正常な広さに戻すという方法です。
これまでの手術方法では、体にメスを入れて大きく切開する必要があり、患者さんの負担が大変大きいものでした。
しかし、最近では体への負担が少ない腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術(内視鏡下椎弓切除術)MELが行われるようになってきました。
MELとは腰部脊柱管狭窄症に対し、MED(内視鏡を用いた腰椎椎間板ヘルニアの手術方法)に準じた内視鏡を使用し、狭くなった脊柱管を広げる手術方法です。
適応する狭窄症としては、特に神経根型(外側狭窄型)の場合となります。
MELのメリットは、内視鏡での手術であり、大きく切開する必要がなく傷口が小さく、患者の身体へのダメージは少ないものになり、早期の社会復帰が可能となります。
MELとMEDの異なる点は、MELでは椎弓を切除しますので、MEDに比べると出血量はやや多く、手術時間もやや長くなります。
入院期間は1カ所の手術なら約1週間程度となります。
手術方法は
・全身麻酔をかけ、患部を16ミリ程度切開します。
・切開した部分に金属棒を入れ16ミリ程度の大きさの穴に広げます。
・広げた穴にカメラのついたスコープと削るためのノミを入れます。
・神経を圧迫している背骨や靭帯を削ります。
手術時間は、1カ所につき約1時間半くらいで、出血量は通常の場合多くて100ccぐらいで、輸血の必要はないようです。
しかし腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術は誰でもが受けられるわけではありません。
狭窄が広範囲に起こっていて削る部分が多い場合や、背骨の歪みがひどく金具で固定する必要がある場合などは適用外となります
基本的に腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術は、治療する場所が1~2ヶ所で済む場合になります。
腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術は新しい手術法なので、現状ではこの手術方法で治療を行う病院はまだまだ少ないです。
脊柱管狭窄症の症状が投薬や神経ブロックなどで改善しない場合は、神経の通り道を広げてやる必要があり、手術が行われます。
椎弓切除術
圧迫を和らげるために、椎骨の後方にある椎弓を取り除く方法です。
脊柱管を作っている壁は椎体・椎間関節・椎弓なので、脊柱管を広げるにはこのどれかを削って広げてやれば良いわけです。
実際には椎弓と、必要に応じて椎間関節の一部を削って、脊柱管を広げます。
しかし狭窄が強い場合、あるいは脊柱管から外へ出ている神経の枝(神経根)の通り道が狭い場合には、椎間関節の大部分を削らなくてはならない場合もあります。
このような場合は、脊柱の後ろの支えが弱くなるので、固定術を併用することがあります。
手術で圧迫が除かれ痛みは改善します。
手術時間は 約1時間程度で、入院期間は個人差がありますが 約3週間~4週間くらいとなります。
術後は2,3日で起き上がり、トイレは一人で行けるようになります。
また手術後は1~数ヵ月程度コルセットを着用します。
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